データ・アプリケーション---2Q売上高11.21億円、サブスクリプション売上は引き続き堅調
データ・アプリケーション<3848>は5日、2025年3月期第2四半期(24年4月-9月)連結決算を発表した。売上高が11.21億円、営業利益が0.26億円、経常利益が0.42億円、親会社株主に帰属する中間純利益が0.31億円となった。同社は、2025年3月期中間期より中間連結財務諸表を作成しているため、対前年中間期増減率は記載していない。
中期経営計画の初年度である当中間連結会計期間は、エンタープライズ・データ連携プラットフォーム「ACMS ApexV1.9」をリリースし、国際標準規格ISO20022に準拠したフォーマットでの外国送金が可能となった。ITmedia DX Summitに参加するなど、販売促進・サブスクリプションでの提案も積極的に推進した。さらに、新製品であるワークマネジメントプラットフォーム「Placul」を発表、「ITトレンドEXPO」や「ガートナー デジタル・ワークプレース サミット」などのイベントに出展した。また、売主と買主の電話による音声注文をデジタル化し、販売管理システムと連携させ、買主への注文請書発行までを自動化する「音声注文AI解析ソリューション」のPoCをアドバンスト・メディアと実施するなど、新たなソリューションの開発にも力を入れてきた。
リカーリングの売上高総額は9.56億円となった。サブスクリプション売上が堅調に推移した。一方、前期比でメンテナンス売上が減少した。なお、リカーリング売上比率は85.3%、リカーリング内のサブスクリプション売上比率は44.2%となった。
パッケージの売上高総額は1.50億円となった。前期の一過性の特需(大型案件をパッケージにて受注、想定を上回るバージョンアップ案件を複数受注)がないことが主な要因となった。
サービスその他の売上高総額は0.14億円となった。ソフトウェア製品販売に付随するサービスの提供が増加したことが主な要因となった。
2025年3月期通期の連結業績予想については、現時点では、同社グループにおけるシナジー効果の発現時期や規模など、業績予想の算定に重要な影響を与える未確定要素が存在することから、適正かつ合理的な業績予想の算定が困難な状況としている。今後、連結ベースでの適正な予想値の算定が可能となった時点で、速やかに開示するとしている。
《ST》