郵船が後場下げ転換、今期営業利益予想の下方修正を嫌気
日本郵船<9101>が朝高後に下げに沈んだ。同社は6日正午に25年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比12.7%増の1兆3168億1600万円、営業利益は同17.0%増の1156億2800万円、最終利益は同2.3倍の2658億9200万円だった。大幅な増収増益となった一方、通期の業績予想においては売上高と営業利益の見通しを下方修正しており、嫌気されたようだ。
今期の売上高予想は300億円減額して2兆5400億円(前期比6.4%増)、営業利益予想は150億円減額して2000億円(同14.5%増)に修正した。自動車事業の収益予想を引き下げたほか、定期船やドライバルク事業の利益も想定を下回る見通しとなった。連結全体の経常利益と最終利益予想は据え置いた。なお、同社は5月に発表した自社株買いに関し、取得総額の上限を1000億円から1300億円に見直すと発表した。取得総数の上限は3500万株で変更しない。