東邦化は上げ幅拡大、25年3月期利益予想を上方修正
東邦化学工業<4409>は後場上げ幅を拡大している。午後2時ごろ、25年3月期の連結業績予想について、営業利益を13億円から15億5000万円(前期比2.0倍)へ、純利益を9億4000万円から12億円(同2.2倍)へ上方修正したことが好感されている。
売上高は、香粧原料の大口ユーザー向け販売が予想よりも減少する見込みである一方、半導体市況の回復により電子情報産業用の微細加工用樹脂の販売が上振れる見込みであることから、525億円(同3.8%増)の従来見通しを据え置いたが、売上構成の変化などに伴い利益率の改善が見込まれることから利益を上方修正した。
同時に発表した第2四半期累計(4~9月)決算は、売上高266億4000万円(前年同期比6.8%増)、営業利益8億9200万円(同3.5倍)、純利益8億5700万円(同6.5倍)だった。