コカBJHは今期純利益4倍へ上方修正、大規模な自社株買い・消却も
コカ・コーラ ボトラーズジャパンホールディングス<2579>はこの日の取引終了後、24年12月期連結業績予想について売上高を8824億円から8880億円(前期比2.2%増)へ、純利益を69億円から74億円(同4.0倍)へ上方修正すると発表した。人出の増加や猛暑などを背景に需要が増加するなか、新製品の展開や効果的な営業施策が奏功し、販売数量が想定以上の伸びとなったため。
あわせて配当政策の変更を発表した。これまで純利益の30%以上を目安に配当を実施する方針を掲げていたが、変更後は28年12月期を最終年度とする中期経営計画の期間において配当性向40%以上および28年のDOE2.5%以上を目指し、累進配当を導入するとした。これに伴い、今期の配当予想を50円から53円(前期50円)に増額した。
更に、取得上限2000万株(自己株式を除く発行済み株数の11.0%)、または300億円とする大規模な自社株買いの実施を発表した。期間は11月11日から来年10月31日まで。加えて、11月11日付で2300万株(発行済み株数の11.2%)の自社株を消却するとした。