アームが決算受け時間外で下落 第3四半期の売上高見通しを嫌気=米国株個別
(NY時間17:16)(日本時間07:16)時間外
アーム<ARM> 139.33(-5.35 -3.70%)
半導体設計のアーム<ARM>が時間外で下落。引け後に7-9月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。ただ、株価は時間外で冴えない反応。
第3四半期のガイダンスを嫌気している模様で、予想を下回る売上高見通しを示した。それはスマホ市場の回復がAIの成長に影を落とす可能性を示唆している。また、通期のガイダンスについてハースCEOは「われわれはあまり先を急ぐつもりはない」と予想を据え置いた。
(7-9月・第2四半期)
・1株利益(調整後):0.30ドル(予想:0.26ドル)
・売上高:8.44億ドル(予想:8.11億ドル)
ライセンス・その他:3.30億ドル(予想:3.02億ドル)
ロイヤルティ:5.14億ドル(予想:5.09億ドル)
・営業利益(調整後):3.26億ドル(予想:2.87億ドル)
・営業利益率(調整後):38.6%(予想:35.3%)
(10-12月・第3四半期見通し)
・1株利益(調整後):0.32~0.36ドル(予想:0.34ドル)
・売上高:9.20~9.70億ドル(予想:9.51億ドル)
(通期見通し)
・1株利益(調整後):1.45~1.65ドル(予想:1.56ドル)
・売上高:38~41億ドル(予想:39.7億ドル)
【企業概要】
世界の大手半導体企業やOEM向けに、高性能・低コスト・エネルギー効率の高いCPU製品と関連技術を設計・開発し、ライセンスを供与する。Arm CPUは、スマートフォンやタブレット、データセンター・ネットワーキング機器・車両用オペレーティングシステムとアプリケーションを含む多様なソフトウェアを実行する。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース