外為サマリー:一時154円70銭台に上伸、財務官発言を受け伸び悩む場面も
7日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=154円58銭前後と前日の午後5時時点に比べて65銭程度のドル高・円安となっている。
6日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=154円63銭前後と前日に比べて3円00銭程度のドル高・円安で取引を終えた。トランプ前大統領の返り咲きが確実となったことから「トランプトレード(米債券売り、米株やドルの買い)」が活発化し、一時154円70銭まで上伸した。
この流れを引き継ぐかたちで、この日の東京市場もドル買い・円売りが優勢となっている。朝方に三村淳財務官が円安進行について「投機的な動向も含め、極めて高い緊張感を持って注視する」と述べ、介入警戒感から154円20銭台に伸び悩む場面もあったが下値は限定的。前日に米長期金利が急上昇したことから日米金利差の拡大が意識されやすく、午前9時30分すぎには154円71銭をつけた。
ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0721ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0010ドル強のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=165円72銭前後と同50銭程度のユーロ高・円安で推移している。