富士急が急落し年初来安値を更新、9月中間期業績の計画下振れ着地で失望売り
富士急行<9010>が急落し、年初来安値を更新した。6日の取引終了後、25年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比0.4%減の258億1100万円、最終利益は同16.0%減の26億6900万円となった。インバウンド関連と位置付けられる同社だが、9月中間期の業績は会社計画を下振れして着地しており、嫌気されたようだ。
鉄道やバスなど運輸業は増収となった一方、不動産業において山中湖畔別荘地での転貸・仲介取引を一時的に停止した影響が出て、別荘地の販売区画数が減少した。レジャー・サービス業では猛暑や台風接近による影響で遊園地事業が苦戦した。