東証グロース市場250指数先物概況:トランプ政権への警戒と利益確定売りで反落

市況
2024年11月7日 16時30分

11月7日の東証グロース市場250指数先物は前営業日比8pt安の611pt。なお、高値は629pt、安値は609pt、日中取引高は6006枚。前日6日の米国市場のダウ平均は続伸。大統領選挙通過で不透明感払拭に買われ、寄り付き後、大幅高。規制緩和などが企業の収益増につながるなど第2次トランプ政権のプロビジネス策への期待に買いが加速し、終日堅調に推移。景気にも楽観的な見解や連邦準備制度理事会(FRB)の連邦公開市場委員会(FOMC)での追加利下げ期待に相場は終盤にかけ、上げ幅を拡大し、過去最高値を更新した。本日の東証グロース市場250指数先物は前営業日比4pt高の623ptからスタートした。米株大幅高を受けて、朝方は強かったものの、すぐに下落。一部で、トランプ氏の政策が世界の貿易を停滞させそうなことや、世界経済に対するマイナス影響への警戒感から、トランプトレードによる株高は長く続かないとの見方が強まった。直近の株価上昇もあり、グロース市場には利益確定の売りも多く観測され、本日の安値圏となる611ptで取引を終了した。東証グロ-ス市場の主力株ではジーエヌアイ<2160>やクオリプス<4894>などが下落した。

《SK》

提供:フィスコ

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