【市場反応】米Q3非農業部門労働生産性速報値/先週分新規失業保険申請件数、ドル軟調

市況
2024年11月7日 23時18分

米労働省が発表した7-9月期非農業部門労働生産性速報値は前期比年率2.2%となった。伸びは昨年10-12月期以降で最大。予想+2.5%は下回った。4-6月期は+2.1%と、+2.5%から下方修正された。同期単位労働コスト速報値は前期比年率+1.9%と、予想+1.0%を上回った。4-6月期も+2.4%と、+0.4%から上方修正された。

同時刻に発表された米先週分新規失業保険申請件数(11/2)は前週比3000件増の22.1万件と予想22.2万件を小幅下回った。失業保険継続受給者数(10/25)は189.2万人と、前回185.3万人から予想以上に増加。21年11月来で最大となった。

労働生産性が予想を下回り失業保険申請件数の増加で米国債相場は堅調推移。10年債利回りは4.45%から4.38%まで低下した。ドルも軟調に推移し、ドル・円は153円78銭から153円43銭まで下落。ユーロ・ドルは1.0774ドルから1.0794ドルまで上昇した。ポンド・ドルは1.2954ドルから1.2975ドルまで上昇した。

【経済指標】

・米・7-9月期非農業部門労働生産性速報値:前期比年率2.2%(予想:+2.5%、4-6月期:+2.1%←+2.5%)

・米・7-9月期単位労働コスト速報値:前期比年率+1.9%(予想:+1.0%、4-6月期:+2.4%←+0.4%)

・米・先週分新規失業保険申請件数:22.1万件(予想:22.2万件、前回:21.8万件←21.6万件)

・米・失業保険継続受給者数:189.2万人(予想:187.3万人、前回:185.3万人←186.2万人)

《KY》

提供:フィスコ

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