リフトが決算受け大幅高 「プライス・ロック」機能が好調=米国株個別

材料
2024年11月7日 23時46分

(NY時間09:46)(日本時間23:46)

リフト<LYFT> 18.46(+4.06 +28.16%)

配車サービスのリフト<LYFT>が大幅高。前日引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、グロスブッキングが予想を上回ったほか、EBITDAも予想を上回った。ガイダンスでも第4四半期のグロスブッキングの見通しが予想を上回っている。新機能「プライス・ロック」が通勤客をより多く獲得していることを示唆した。今回はライバルのウーバー<UBER>の期待外れの業績とは対照的な結果となった。

リッシャーCEOは、平日利用者の半分近くが通勤者だったが、新機能「プライス・ロック」で30日間有効のパスを購入すると、通勤ラッシュに重なる時間帯での料金上昇を回避し、通常時間の料金で利用できるようになる仕組みが予想以上に成果を上げた。第3四半期末までに既に20万超のアクティブパスの利用があり、この数は増え続けていると述べた。また、同社は2440万人のユニークユーザーが2億1700万回の乗車を行ったと報告しており、両方の指標で過去最高を記録した。

(7-9月・第3四半期)

・1株損益:-0.03ドル(予想:-0.03ドル)

・売上高:15.2億ドル(予想:14.4億ドル)

・グロスブッキング:41.1億ドル(予想:40.8億ドル)

・EBITDA(調整後):1億730万ドル(予想:9390万ドル)

・EBITDAマージン(調整後・グロスブッキング):2.6%(予想:2.3%)

・稼動利用者数:2440万人(予想:2444万人)

・乗車回数:2億1670万回(予想:2億1315万回)

・FCF:2億4280万ドル

(10-12月・第4四半期見通し)

・グロスブッキング:約42.8~43.5億ドル(予想:42.3億ドル)

・EBITDA(調整後):1.00~1.05億ドル(予想:0.85億ドル)

・EBITDAマージン(調整後・対グロスブッキング):約2.3~2.4%(予想:2.0%)

(通期見通し)

・EBITDAマージン(調整後・対グロスブッキング):約2.3%(予想:2.1%)

【企業概要】

米国・カナダで複合輸送ネットワークサービスを展開し、自社モバイルアプリを介してドライバーと乗客を結びつけるライドシェアサービスを提供する。シェアサイクルネットワークへのアクセス・近隣公共交通機関のルート情報・レンタカーサービス等を提供する。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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