ソーラーエッジが決算受け下落 評価損を10億ドル計上=米国株個別
(NY時間10:16)(日本時間00:16)
ソーラーエッジ<SEDG> 14.43(-0.25 -1.67%)
太陽光発電機器のソーラーエッジ・テクノロジーズ<SEDG>が下落。前日引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、売上高が予想を下回ったほか、1株損益の赤字が予想以上に膨らんだ。評価損を10億ドル計上したことが響いた。また、ガイダンスでも通期の売上高見通しが予想を下回ったほか、粗利益は損益均衡が赤字を見込んでいる。評価損については、様々な資産の価値が低下したためとしている。
アナリストは「事前の期待値は低かったものの、今回の数字はまだ警戒心を高めている」と述べている。同社はすでに米国での在庫調整を行っていないにもかかわらず、前四半期比で売上高が減少している点は懸念材料だ」とも語った。
(7-9月・第3四半期)
・1株損益(調整後):-15.33ドル(予想:-1.67ドル)
・売上高:2.61億ドル 64%減(予想:2.73億ドル)
・粗利益率:-269%
・評価損:10.3億ドル
(通期見通し)
・売上高:1.80~2.00億ドル(予想:3.09億ドル)
・粗利益率:0~-4%
【企業概要】
太陽光発電で電力を収集・管理する方法を変更するDC最適化インバータシステムを世界に提供する。インバータ、電力オプティマイザー、クラウドベースの監視用通信デバイス等を扱い、包括的な安全機能・柔軟な設計・運用保守の向上を実現する。EV充電機能やリチウムイオン電池等にも製品を提供する。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース