マッケソンが決算受け大幅高 通期見通しを上方修正=米国株個別
(NY時間12:19)(日本時間02:19)
マケッソン<MCK> 609.77(+60.46 +11.01%)
医療サービス全般を手掛けるマッケソン<MCK>が大幅高。前日引け後に7-9月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回ったほか、25年度通期の見通しも公表しており1株利益、売上高とも上方修正した。通期の自社株買い目標も従来の28億ドルから32億ドルに引き上げている。
今回の決算を受けてアナリストは、堅調な上振れと増収で投資家の懸念が解消されるはずだとしている。「米製薬部門の業績が最も顕著であったが、全てのセグメントで予想を上回った。GLP-1の再加速により、同社の広範なポートフォリオにおいて、医薬品側の稼働率は一貫して好調を維持している」と指摘した。
(7-9月・第2四半期)
・1株利益(調整後):7.07ドル(予想:6.88ドル)
・売上高:936.5億ドル 21%増(予想:889.2億ドル)
米国医薬品:857.3億ドル (予想:813.1億ドル)
海外:37.1億ドル(予想:36.8億ドル)
医療・外科:29.5億ドル(予想:28.6億ドル)
処方技術売上:12.7億ドル(予想:12.7億ドル)
・営業利益(調整後):12.9億ドル(予想:12.3億ドル)
(25年度通期見通し)
・1株利益(調整後):32.40~33.00ドル(従来:31.75~32.55ドル)(予想:32.00ドル)
・売上高:15~17%増(従来:13~15%増)
・FCF:48~52億ドル(予想:49.8億ドル)
【企業概要】
米国でバイオ医薬品企業・医療提供者・薬局・製造業者・政府などと提携し、多角的な医療サービスを提供する。OTC医薬品・ヘルスケア関連製品とサービスの販売、処方技術ソリューション、医療・外科ソリューションを提供するほか、欧州・カナダで小売薬局を所有・提携・フランチャイズする。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース