7日の米株式市場の概況、NYダウ59セント安 利益確定売り優勢もFRB利下げが下値支える
7日の米株式市場では、NYダウが前日比0.59ドル安の4万3729.34ドルと3日ぶりに小幅反落した。トランプ氏が米大統領選で当選を確実にしたことを受けて景気浮揚期待が脹らんだ前日、NYダウは1500ドルを超す上げとなっていた。前日の急騰を受けた利益確定売りが上値を圧迫した。一方、米連邦準備制度理事会(FRB)は米連邦公開市場委員会(FOMC)において、政策金利を0.25ポイント引き下げた。市場のコンセンサス通りの結果となったとはいえ、株式相場を下支えする要因となった。ナスダック総合株価指数は連日で過去最高値を更新。初めて1万9000台に乗せた。
インテル<INTC>やボーイング<BA>、ホーム・デポ<HD>が買われ、プロクター・アンド・ギャンブル<PG>やユナイテッドヘルス・グループ<UNH>がしっかり。e.l.f.ビューティー<ELF>とアンダー・アーマー<UAA>、マケッソン<MCK>が急伸した。一方、JPモルガン・チェース<JPM>やゴールドマン・サックス・グループ<GS>、アメリカン・エキスプレス<AXP>が下落。キャタピラー<CAT>が軟調に推移し、コルテバ<CTVA>が大幅安となった。
ナスダック総合株価指数は285.993ポイント高の1万9269.459と3日続伸した。メタ・プラットフォームズ<META>やエヌビディア<NVDA>、アップル<AAPL>が買われ、テスラ<TSLA>が上伸。アドバンスト・マイクロ・デバイセズ<AMD>とギリアド・サイエンシズ<GILD>が高く、アップロビン<APP>とリフト<LYFT>が大幅高となった。一方、モデルナ<MRNA>やCSX<CSX>が売られた。