有沢製が3連騰、電子材料の販売拡大で25年3月期業績予想を大幅上方修正
有沢製作所<5208>が3連騰。7日の取引終了後、25年3月期の連結経常利益を従来予想の33億円から43億円(前期比2.9倍)に上方修正すると発表しており、これが好感されている。
同時に発表した24年4~9月期の同利益は前年同期比13.4倍の29億1700万円となり、従来予想の21億円を大きく上回って着地した。スマートフォンや半導体の需要回復を背景に電子材料の販売が拡大したほか、医療用モニター向けの3D関連材料やAR/VR関連の偏光利用部材なども伸びた。また、品種構成の良化や操業度が向上したことも大幅増益に貢献した。足もとの好調な業績を踏まえて通期見通しの上方修正に踏み切った格好だ。