東証グロース市場250指数先物見通し:売り買い交錯か
本日の東証グロース市場250指数先物は、売り買い交錯を見込む。先週末の米国市場のダウ平均は259.65ドル高の43,988.99ドル、ナスダックは17.32pt高の19,286.78ptで取引を終了した。次期大統領に選出されたトランプ氏の成長優先する政策を期待した買いが一段と強まり、寄り付き後、上昇。さらに、ミシガン大消費者信頼感指数が予想を上回ると、成長期待に相場は続伸した。長期金利の低下も支援し、相場は過去最高値を更新した。上昇した米株市場を横目に、本日の東証グロース市場250指数先物は売り買い交錯を見込む。トランプ次期大統領による法人減税や規制緩和が期待されているものの、関税引き上げに対する警戒感も根強く、新政権を材料視した動きは限定的となりそうだ。米国株やプライム市場との相関・連動性は低下、テクニカル的にも強弱感が対立しており、方向性出難くなっている。今晩、米国市場が休場ということもあり、市場参加者は減少し、薄商いのなかで一進一退の動きとなりそうだ。なお、夜間取引の東証グロース市場250指数先物は前営業日日中終値比5pt安の611ptで終えている。上値のメドは620pt、下値のメドは600ptとする。
《SK》