共立メンテが大幅反発、寮・ホテル事業好調で上期営業利益27%増
共立メンテナンス<9616>が大幅高で3日ぶりに反発している。前週末8日の取引終了後に発表した第2四半期累計(4~9月)連結決算が、売上高1113億5200万円(前年同期比12.9%増)、営業利益106億1800万円(同26.5%増)、純利益77億2600万円(同64.2%増)と大幅増収増益となったことが好感されている。
寮事業で新たに8事業所907室を開業したことに加えて、ホテル事業では堅調な国内需要に加えてインバウンドの増加も追い風となって高水準の稼働、単価で推移したことが寄与した。
なお、25年3月期通期業績予想は、売上高2260億円(前期比10.7%増)、営業利益185億円(同10.7%増)、純利益125億円(同0.7%増)の従来見通しを据え置いている。
同時に、25年3月末時点の株主から株主優待制度を拡充すると発表しており、好材料視されている。保有株数に応じて贈呈する株主優待割引券を現行制度の年2000円~12万円分から年4000円~24万円分に引き上げるとともに、3年以上継続して保有する長期保有株主に対する優待割引券を1000円~3万円分から2000円~6万円分へ増額する。