外為サマリー:米景気期待を背景に153円10銭台に上伸
11日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=153円14銭前後と前週末の午後5時時点に比べて50銭程度のドル高・円安となっている。
8日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=152円64銭前後と前日に比べて30銭程度のドル安・円高で取引を終えた。米長期金利が低下し、日米金利差の拡大観測が後退したことからドル買いは入りにくかった。
ただ、8日にミシガン大学が発表した11月の米消費者態度指数(速報値)が市場予想を上回ったことがドルの支えとなり、この日の東京市場のドル円相場は堅調な展開となっている。次期米大統領となるトランプ氏が打ち出す減税や規制緩和などの経済政策が米景気を押し上げるとの期待が根強いこともあり、午前9時50分すぎには153円10銭台まで上伸した。
ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0717ドル前後と前週末の午後5時時点に比べて0.0060ドル強のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=164円13銭前後と同40銭程度のユーロ安・円高で推移している。