新日本空調が後場に上げ幅拡大、自社株買いと株式分割の発表を材料視
新日本空調<1952>が後場に上げ幅を拡大し、4000円台に乗せた。11日午後1時、25年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算発表にあわせ、自社株買いと株式分割、株主優待制度の拡充について開示。これらが株価の支援材料となったようだ。同社は取得総数38万株(自己株式を除く発行済み株式総数の1.66%)、取得総額10億円を上限とする自社株買いを11月12日から25年2月28日の間に実施する。また今年12月31日を基準日として、来年1月1日付で1株を2株に分割する。株式分割後は自社株の取得総数の上限は76万株となる。加えて、株式分割後の保有株式数が3月31日時点で300株以上の株主に対し、カタログギフト3000円相当(従来は2000円相当)を贈呈する形とする。9月30日時点で300株以上を2年以上保有する株主には、QUOカードを2000円分(従来は1000円分)贈呈する格好とする。9月中間期の売上高は前年同期比16.6%増の547億7300万円、最終利益は同66.1%増の18億7600万円だった。