扶桑薬が上げ幅を拡大、25年3月期業績予想及び配当予想を上方修正
扶桑薬品工業<4538>が上げ幅を拡大している。午後1時40分ごろ、25年3月期の単独業績予想について、売上高を570億円から600億円(前期比8.3%増)へ、営業利益を26億円から40億円(同2.0倍)へ、純利益を17億円から26億円(同88.7%増)へ上方修正し、あわせて期末配当予想を40円から42円(年82円)へ引き上げたことが好感されている。
腎・透析関連の後発医薬品の販売や、輸液・注射剤の他社品代替供給による製造販売などが堅調に推移すると見込まれることが要因。また、増産及び特例的な不採算品再算定などの影響によって売上原価率の低減が見込まれるとしている。
なお、同時に発表した9月中間期決算は、売上高297億3900万円(前年同期比8.4%増)、営業利益24億3400万円(同2.2倍)、純利益15億3500万円(同2.1倍)だった。