トランプ氏の政権移行チームが本格始動、財務長官に複数の候補検討
トランプ次期大統領の政権移行チームが、主要な閣僚候補の写真などを含めたデジタルプレゼンテーションを取りまとめた。ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が関係者の話として伝えた。トランプ氏は閣僚の見た目も重視しているという。
5日の選挙戦で共和党が大差をつけて勝利したことを受け、今後は就任式までの約10週間で、主要人事の精査と承認が早急に進められることになる。これら人事はその後、まもなく共和党が多数派を占めることになる上院で審議される。
トランプ氏はすでに、フロリダ州の政治ストラテジストで自身の選挙戦を支えたワイルズ氏を、米国史上初の女性大統領首席補佐官に起用することを明らかにしている。一方、トランプ氏の側近らは、就任式に向けた資金集めにも着手。大統領は週末、ニューヨーク州不動産開発業者のウィトコフ氏とロフラー元上院議員(共和、ジョージア州)を就任式委員会の共同委員長に任命すると発表した。
今後トランプ氏は国家安全保障と経済関連のポストに焦点を当てる可能性が高い。だが次期財務長官に誰を起用するかなど決まっていないという。トランプ氏の考えを知る人物らによれば、財務長官の最有力候補にはベテラン投資家のベッセント氏やジョン・ポールソン氏、そしてハガティ上院議員(共和、テネシー州)の名前が挙がっている。トランプ氏の複数の側近はベッセント氏が最有力だとみているが、トランプ氏の行動は予測不可能だとも指摘。
国務長官候補としても名前が挙がっているハガティ氏はTV出演し、これについての明言を避けている。
株探ニュース