フォスターが反落、25年3月期業績予想及び配当予想を上方修正も材料出尽くし感
フォスター電機<6794>が反落している。11日の取引終了後、25年3月期の連結業績予想について、売上高を1300億円から1350億円(前期比10.3%増)へ、営業利益を55億円から65億円(同47.3%増)へ、純利益を30億円から35億円(同51.8%増)へ上方修正し、あわせて期末配当予想を20円から30円(年50円)へ引き上げた。これを受けて朝方は高く始まったものの、買い一巡後は材料出尽くし感から利益確定売りに押される展開となっている。
世界的に自動車販売が伸び悩むなか、車載ビジネスでパートナー戦略によるターゲット顧客へのスピーカ販売が堅調な見通しであることに加えて、中国において一部の自動車メーカー向けのスピーカ販売が好調な見通しであることなどが要因。また、継続的な原価改善策の推進なども寄与する。
同時に発表した9月中間期決算は、売上高666億1200万円(前年同期比11.6%増)、営業利益36億2200万円(同67.2%増)、純利益23億6300万円(同2.1倍)だった。