日化薬が続伸、販売価格適正化などの効果で25年3月期営業利益予想を上方修正
日本化薬<4272>が続伸している。11日の取引終了後、25年3月期の連結業績予想について、営業利益を181億円から193億円(前期比2.6倍)へ、純利益を120億円から153億円(同3.7倍)へ上方修正したことが好感されている。売上高は2208億円から2203億円(同9.2%増)へやや下方修正したものの、販売価格の適正化や原価低減及び販管費の節減などに取り組んでいることが利益を押し上げる。
同時に発表した9月中間期決算は、売上高1091億900万円(前年同期比11.4%増)、営業利益111億6000万円(同2.3倍)、純利益59億7400万円(同1.9%減)だった。モビリティ&イメージング事業及びファインケミカルズ事業が伸長した。