話題株ピックアップ【夕刊】(2):西華産、守谷輸送機、飯田GHD

注目
2024年11月12日 15時47分

■西華産業 <8061>  4,390円  +335 円 (+8.3%)  本日終値

西華産業<8061>が大幅高。午後2時ごろ、25年3月期連結業績予想について売上高を920億円から930億円(前期比7.2%増)へ、営業利益を52億円から57億円(同2.2%増)へ上方修正すると発表。あわせて配当予想を増額しており、これらが好感され買われた。昨年開始した原子力発電所関連設備販売代理店業務が円滑に進行し、定期修繕工事の大型案件の受け渡しが進んだことや、海外子会社を中心に好調に推移していることが寄与した。配当予想は180円から210円(前期150円)に引き上げた。

■守谷輸送機工業 <6226>  2,516円  +189 円 (+8.1%)  本日終値

11日に決算を発表。「上期経常が63%増益で着地・7-9月期も69%増益」が好感された。

守谷輸送機工業 <6226> [東証S] が11月11日大引け後(17:00)に決算を発表。25年3月期第2四半期累計(4-9月)の経常利益(非連結)は前年同期比63.5%増の18.1億円に拡大し、通期計画の37.5億円に対する進捗率は前年同期の42.3%を上回る48.5%に達した。

⇒⇒守谷輸送機工業の詳しい業績推移表を見る

同時に発表した「0.34%を上限に自社株買いを実施」も買い材料。

発行済み株式数(自社株を除く)の0.34%にあたる6万株(金額で1億6908万円)を上限に、11月12日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。

■飯田GHD <3291>  2,343.5円  +169.5 円 (+7.8%)  本日終値

飯田グループホールディングス<3291>が3営業日ぶりに反発。同社は11日取引終了後、25年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算を発表。営業利益は前年同期比3.3%増の379億2100万円となり、従来予想の301億円から上振れたことが買い手掛かりとなったようだ。分譲戸建の販売棟数が計画を下回ったことで売上収益は同2.3%増の6871億1900万円(従来予想は7210億円)にとどまったが、戸建分譲事業の売上総利益率の改善や業務効率向上による販管費などの削減が利益を押し上げた。なお、通期業績予想については売上収益1兆5490億円(前期比7.6%増)、営業利益752億円(同27.1%増)とする従来見通しを据え置いている。

■岩手銀行 <8345>  2,621円  +185 円 (+7.6%)  本日終値

岩手銀行<8345>が後場に上げ幅を急拡大した。12日午後2時、25年3月期の連結業績と配当予想の上方修正を発表。更に、大和証券グループ本社<8601>との包括的業務提携に関する基本合意についても開示しており、これらをポジティブ視した買いが入ったようだ。貸出金利息や有価証券利息配当金など資金利益が想定を上回る見込みとなり、今期の純利益予想は10億円増額して65億円(前期比53.8%増)に見直した。中間配当については従来の予想から10円増額して60円とし、期末配当予想も10円増額して60円とした。年間配当予想は120円(前期比40円増配)となる。大和との業務提携においては、岩手銀の公社債、投資信託の窓販業務に関する口座を大和が承継するとともに、岩手銀と大和の間ですでに締結している金融商品仲介契約に関する口座と大和の盛岡支店の口座を統合して管理する。大和は株式や債券、投資信託、為替取引などの金融商品仲介業務やファンドラップなどの投資一任契約締結の媒介に関する業務を岩手銀に委託する。  

■群馬銀行 <8334>  1,043.5円  +71.5 円 (+7.4%)  本日終値

群馬銀行<8334>が大幅続伸。11日の取引終了後、25年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算発表にあわせ、年間配当予想を増額修正しており、配当利回りに着目した投資家の資金が流入したようだ。9月30日を基準日とする中間配当は従来の予想から6円増額して20円で決定した。期末配当予想も6円増額して20円に引き上げた。年間配当は前期比18円増配の40円を計画する。9月中間期の純利益は前年同期比54.2%増の229億1700万円だった。同社は1日、9月中間期業績の上振れ着地とともに通期の業績予想の上方修正を発表していた。

■楽天銀行 <5838>  3,850円  +252 円 (+7.0%)  本日終値

楽天銀行<5838>がマドを開けて急騰。4000円台に乗せて上場来高値を更新した。11日の取引終了後、25年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を上方修正しており、好感されたようだ。今期の純利益予想を378億円から462億4400万円(前期比34.2%増)に引き上げた。日銀の政策金利の変更により、金利収益が大きく増加し、9月中間期の純利益は過去最高となった。上期の進捗状況を踏まえて通期の業績予想を見直した。9月中間期の純利益は前年同期比37.5%増の221億4500万円となった。

■アース製薬 <4985>  5,520円  +360 円 (+7.0%)  本日終値

アース製薬<4985>が反発し、年初来高値を更新した。同社は11日取引終了後、24年12月期通期の連結業績予想を修正。営業利益の見通しは従来の30億円から60億円(前期比5.8%減)に引き上げた。売上高予想も1650億円から1680億円(同6.1%増)に上方修正。虫ケア用品の販売が想定を上回る見込みに加え、総合環境衛生事業における年間契約数・金額の伸長、MA-T(革新的酸化制御技術)ビジネスが好調なことなどが主な要因だとしている。

■インテグラル <5842>  4,145円  +270 円 (+7.0%)  本日終値

インテグラル<5842>が大幅高。11日取引終了後に発表した1~9月期連結決算は売上高が前年同期比2.3倍の173億8700万円、純利益が同2.6倍の93億4400万円だった。複数の投資先の株式売却を進めたことが寄与した。大幅な増収増益となったことが好感された。

■スズケン <9987>  5,197円  +320 円 (+6.6%)  本日終値

12日に発表した「スズケン、自社株の買付と消却を発表」が買い材料視された。

自己株式取得に係る事項の決定および自己株式の消却に関するお知らせ

⇒⇒スズケンの会社開示情報を見る

■日本マイクロニクス <6871>  3,910円  +235 円 (+6.4%)  本日終値

日本マイクロニクス<6871>が急伸。きょうは前日の米国株市場でインテル<INTC>やエヌビディア<NVDA>をはじめ半導体関連が総じて安く、東京市場もその影響を受けているが、半導体検査用プローブカードで世界屈指の商品競争力を持つ同社株はその流れに逆行し異彩高となっている。11日取引終了後、24年12月期第3四半期(24年1~9月)決算を発表、営業利益は前年同期比3.2倍の86億4300万円と急拡大を果たした。更に、26年12月期を最終年度とする中期経営計画も見直し、数値目標である営業利益150億円を200億円に増額した。今期の通期ベースの営業利益は116億円予想であり、そこから72%増という大幅な伸びを見込んでいることでサプライズとなった形だ。

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