ダウ先物は小幅続伸 どのセクターに資金を投入すべきかの分析続く=米国株

市況
2024年11月12日 22時56分

米株価指数先物(12月限)(NY時間08:45)(日本時間22:45)

ダウ先物 44472(+31.00 +0.07%)

S&P500 6028.00(-3.75 -0.06%)

ナスダック100先物 21218.75(+1.00 +0.00%)

きょうの米株価指数先物市場でダウ先物は小幅に続伸しているものの、S&P500、ナスダック100は横ばいで推移。ウォール街は選挙後の株価上昇局面でどのセクターに資金を投入すべきかの分析を続けている。

前日は先週のトランプ氏勝利後の流れが続き、ダウ平均は最高値を更新。終値は4万4000ドルを超えた。トランプ・トレードが続き、銀行や仮想通貨関連、小型株中心に物色されていた。小型株指数のラッセル2000指数も上昇。ただ、時間外の様子を見ると、本日はその動きは一服しているようだ。ただ、下押す動きは見られていない。

一部からは、「市場はトランプ氏の政策実施に注目している。2016年にトランプ氏が初めて選挙で勝利した時に見られた状況とよく似ている」といった声も出ている。

米大統領選後の米国株に対する投資家のエクスポージャーが、成長加速に対する楽観的な見通しから、2013年以来の高水準に急上昇したようだ。米大手銀のファンドマネジャー調査で明らかとなった。米大統領選の結果を受けて、今後1年間の世界経済の成長に強気な見通しが増えたという。米国株をオーバーウエートにしているファンドマネジャーの割合は差し引き29%と、10月の約3倍になったと報告している。

ホームセンター最大手のホーム・デポ<HD>が時間外で上昇。取引開始前に8-10月期決算(第3四半期)を発表し、既存店売上高が予想ほどの減収とならなかったほか、1株利益、売上高とも予想を上回った。通期のガイダンスも公表し、既存店売上高および1株利益、売上高の見通しを上方修正した。

カナダのeコマースのショッピファイ<SHOP>が時間外で大幅高。取引開始前に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、売上高が予想を上回った。第4四半期についても予想を上回る売上高の伸びの見通しを示している。

遺伝子医薬品のニューロジーン<NGNE>が時間外で急落。同社のレット症候群治療薬の臨床試験参加者に、新たに治療関連の重篤な有害事象が発生したことを公表した。

コンサートプロモーターのライブ・ネーション・エンタテインメント<LYV>が決算を受け時間外で上昇。営業利益が予想を上回ったことが好感されている模様。特にコンサートによる営業利益が売上高の減少を相殺した。

(NY時間08:55)(日本時間22:55)時間外

ホーム・デポ<HD> 414.70(+6.41 +1.57%)

ショッピファイ<SHOP> 110.02(+20.03 +22.26%)

ニューロジーン<NGNE> 42.00(-29.53 -41.28%)

ライブ・ネーション<LYV> 131.40(+7.60 +6.14%)

アップル<AAPL> 224.40(+0.17 +0.08%)

マイクロソフト<MSFT> 418.48(+0.47 +0.11%)

アマゾン<AMZN> 207.99(+1.15 +0.56%)

アルファベット<GOOG> 181.92(-0.05 -0.03%)

テスラ<TSLA> 340.00(-10.00 -2.86%)

メタ<META> 586.00(+2.83 +0.49%)

エヌビディア<NVDA> 146.75(+1.49 +1.03%)

AMD<AMD> 147.50(+0.15 +0.10%)

イーライリリー<LLY> 827.25(-5.19 -0.62%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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