マイクロストラテジー、20億ドル超のビットコインを追加購入 本日は利益確定売り=米国株個別
(NY時間09:43)(日本時間23:43)
マイクロストラテジー<MSTR> 337.47(-2.54 -0.75%)
仮想通貨関連のマイクロストラテジー<MSTR>が反落。本日はビットコインが利益確定売りに押されており、同社株も反落している。ただ、同社は約20億3000万ドル相当のビットコインを追加購入したことを前日引け後に発表した。暗号資産ヘッジファンドのような機能を果たす同社が、4年以上前にビットコインを買い始めて以来、最大規模の購入となる。
10月31日-11月10日に約2万7200BTCを追加購入した。2020年12月に2万9646BTC購入を発表して以来最大の取得となる。
同社の共同創業者セイラー会長は2020年にインフレヘッジとしてビットコイン投資を決めた。当初は手元資金でビットコインを購入していたが、レバレッジを効かせるため増資や転換社債発行で得た資金を利用するようになった。
こうした戦略とビットコイン価格の急伸を受け、2020年半ば以降の同社株のパフォーマンスは、AI関連の代表的な銘柄であるエヌビディア<NVDA>を含む米主要銘柄を全て上回っている。
【企業概要】
金融市場、支援活動、技術革新を通じて、ビットコインネットワークの継続的な発展に尽力する。キャッシュフローのほか、株式・債券による資金調達からの収益を使用してビットコインを蓄積する。AI搭載の企業分析ソフトウェアを開発・提供するほか、ビットコインアプリケーションの開発に取り組む。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース