明日は米CPI、予想を下回れば12月利下げが更に危ぶまれる可能性

注目
2024年11月13日 3時47分

明日は10月の米消費者物価指数(CPI)が発表され、市場も注目している。予想では総合指数で前月比0.2%、コア指数で前月比0.3%と前回同様の伸びが見込まれており、インフレの落ち着きを示すものと見られている。

ただ、予想を上回る強い内容となった場合に市場は、来月のFRBによる追加利下げ期待を完全に再評価せざるを得なくなるとの指摘が出ている。トランプ氏の再選で市場にはインフレ再燃への警戒が広がっている。FRBも先週のFOMCで12月のヒントは示さず、データ次第のオープン姿勢を強調していた印象が強い。

それらを受けて市場も利下げ期待を後退させており、大統領選前までは80%あった12月の利下げ確率が65%まで低下している状況。そのような中で、明日の米CPIが上振れるようであれば、市場も利下げペースを再評価せざるを得えなくなる。

ただし、マクロ経済に本当に影響を与え得る結果は予想外の大幅な上振れだけだと前置きしたうえで、そうなれば12月利下げの可能性が完全に後退するほか、トランプフレーションリスクの始点がより高レベルに設定されることになるという。

*米消費者物価指数(CPI)(10月)22:30

予想 0.2% 前回 0.2%(前月比)

予想 2.6% 前回 2.4%(前年比)

予想 0.3% 前回 0.3%(コア・前月比)

予想 3.3% 前回 3.3%(コア・前年比)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.