12日の米株式市場の概況、NYダウ3日ぶり反落 短期過熱感が台頭
12日の米株式市場では、NYダウが前日比382.15ドル安の4万3910.98ドルと3日ぶり反落した。トランプ氏が次期大統領に返り咲くことが決まり、景気浮揚策への期待が株式相場を最高値圏に押し上げたが、この日は短期的な過熱感が意識され、利益確定売りが優勢となった。米長期金利が4.4%台に上昇したことも、株式市場には重荷となった。
ゴールドマン・サックス・グループ<GS>やボーイング<BA>、スリーエム<MMM>が売られ、インテル<INTC>が軟調推移。モザイク<MOS>が下値を探り、アムジェン<AMGN>とゼータ・グローバル・ホールディングス<ZETA>が急落した。半面、ハネウェル・インターナショナル<HON>が高く、ライブ・ネイション・エンターテインメント<LYV>が上伸。ショッピファイ<SHOP>とジーニアス・スポーツ<GENI>が大幅高となった。
ナスダック総合株価指数は17.362ポイント安の1万9281.401と6日ぶり小反落。アドバンスト・マイクロ・デバイセズ<AMD>が売られ、コインベース・グローバル<COIN>が冴えない展開。テスラ<TSLA>が急反落したほか、ニューロジーン<NGNE>やEVゴー<EVGO>、IAC<IAC>が大幅安となった。一方、マイクロソフト<MSFT>やアルファベット<GOOG>、アマゾン・ドット・コム<AMZN>がしっかり。エヌビディア<NVDA>が堅調に推移し、グラブ・ホールディングス<GRAB>が高い。