ソフトバンクGが朝高後下げに沈む、上期最終黒字1兆円もNAV減少で慎重姿勢

材料
2024年11月13日 9時44分

ソフトバンクグループ<9984>は朝高後下げに沈む展開。12日の取引終了後に同社が発表した25年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算は、売上高が前年同期比7.5%増の3兆4699億2200万円、最終損益が1兆53億1900万円の黒字(前年同期は1兆4087億2700万円の赤字)となった。持ち株会社投資事業からの投資利益が膨らんだほか、ソフトバンク・ビジョン・ファンド(SVF)事業からの投資利益も寄与した。世界的な株高を背景に投資損益が改善した格好となった一方、保有株式価値から調整後純利子負債を引くことで算出するNAV(時価純資産)は、今年6月末時点で約35兆3000億円だったのに対し、9月末は約29兆円に減少。11月11日の株価・為替レートを適用した場合の9月末のNAVは約31兆6000億円となるという。重要指標と位置付けられているNAVが減少したことに加え、直近のアーム・ホールディングス<ARM>の株価も上値の重い展開が続いており、買い一巡後は戻り売りに押される格好となったようだ。9月末までの3か月間のNAVの下落はドル安・円高の進行が影響したほか、アーム・ホールディングスの株安もNAVの押し下げ要因となった。

出所:MINKABU PRESS

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.