青山商はS高カイ気配、配当増額と自社株買いを好感
青山商事<8219>はストップ高カイ気配。12日取引終了後、従来の配当方針(年間配当下限額60円、連結配当性向40%)を変更すると発表し、新たに「連結における配当性向70%もしくは株主資本配当率(DOE)3%のいずれか高い方を採用する」との目標を掲げた。これに伴い、25年3月期の配当予想を61円から127円(前期65円)へ大幅増額しており、これを好感した買いが膨らんでいる。
あわせて自社株買いの実施を明らかにしており、これも買い材料視されている。取得上限は150万株(自己株式を除く発行済み株数の2.98%)、または30億円。期間は11月15日から来年3月24日まで。
このほか、今期連結業績予想の修正を発表。売上高を1988億円から1986億円(前期比2.5%増)へ引き下げ、営業利益は130億円から138億円(同15.8%増)へ引き上げた。主要アイテムの販売低調が響く一方、利益面では販管費の削減が奏功する。純利益については従来予想を据え置いた。