アジア株下落、ウォルツ「敵国と対峙すること恐れない」さっそく対中タカ派発言 上海株は下げ一服
アジア株下落、ウォルツ「敵国と対峙すること恐れない」さっそく対中タカ派発言 上海株は下げ一服
東京時間14:06現在
香港ハンセン指数 19679.65(-167.23 -0.84%)
中国上海総合指数 3421.80(-0.17 -0.01%)
台湾加権指数 23021.06(+39.29 +0.17%)
韓国総合株価指数 2430.63(-51.94 -2.09%)
豪ASX200指数 8187.00(-68.63 -0.83%)
インドSENSEX30種 78171.06(-504.12 -0.64%)
アジア株は軒並み下落、米中対立激化懸念が重石。
トランプ次期大統領は対中強硬派で知られるルビオ氏とウォルツ氏を起用するもようで、米国と中国の関係が今後数年間でさらに悪化することが予想される。ウォルツ氏は「トランプ新政権は敵国と対峙することを恐れない」と述べた。
ルビオ氏は以前、豪州に対し米英豪の安全保障「AUKUS」を通じて中国に対し強硬な姿勢を維持する必要があると発言していたこともあり、トランプ政権が今後、中国に対しさらなる行動を取るよう豪州に圧力をかける可能性がある。
豪州株は続落。鉄鉱石や原油など商品価格の下げを受け、アルコアやリオティントなど素材関連が総じて下落している。
香港株は約7週間ぶり安値をつけている。一時1.2%近く下げる場面があった。ただ、上海株が下げを縮小していることから香港も徐々に下げ渋っている。
上海株は前営業日比ほぼ変わらず、元安一服で安堵感が広がっている。
中国人民銀行は13日、元の中心レートを市場予想よりも400pips以上元高水準に設定した、予想との差は8月初め以来最大規模。予想よりも大幅な元高設定を好感して人民元が対ドルで上昇している。ただ、トランプ政権誕生による米インフレ加速や貿易摩擦を受けドル独歩高が続く可能性があり、元は対ドルで再び下落する恐れ。