ダウ先物は小幅高 ほぼ予想通りの米CPIに安心感=米国株

市況
2024年11月13日 22時52分

米株価指数先物(12月限)(NY時間08:40)(日本時間22:40)

ダウ先物 44171(+97.00 +0.22%)

S&P500 6028.75(+15.75 +0.26%)

ナスダック100先物 21229.75(+40.25 +0.19%)

きょうの米株価指数先物市場でダウ先物、S&P500、ナスダック100とも小幅高で推移している。先ほど発表の10月の米消費者物価指数(CPI)を受けて買いが出ている。発表前まで株価指数先物はマイナス圏で推移していた。

米CPIはほぼ予想通りの結果となり、インフレの落ち着きが示されている。一部には予想を上回るのではとの警戒感も出ていたが、予想通りだったことで安心感も出ているようだ。

ただ、市場の雰囲気はこれまでのトランプトレードの調整の動きが中心となっているようで、上値では利益確定売りのオーダーも観測されている。一方、トランプ政権誕生による株高への期待感は根強い。前日の下落は、あくまで選挙後の大幅高を受けての利益確定売りが少し出ただけだとの声も少なくない。

明日も生産者物価指数(PPI)や金曜日には小売売上高の発表が予定されているが、「皮肉なことに先週の選挙とFRBの利下げを受けて、今週は経済指標にそれほど敏感に反応しないかもしれない」との見方も出ている。

音楽配信を手掛ける欧州のスポティファイ・テクノロジー<SPOT>が時間外で上昇。前日引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を下回った。しかし、プレミアムのユーザー数が予想を上回ったほか、粗利益率も予想を上回っていたことが好感されている。

ロケット開発のロケット・ラボUSA<RKLB>が決算を受け時間外で大幅高。売上高が予想を上回ったほか、EBITDAの赤字も予想ほど膨らまなかった。機密の商業衛星コンステレーション運用者と、中型ロケット「ニュートロン」での複数回の打ち上げに関するサービス契約を締結したことも明らかにした。

レストラン運営のカバ<CAVA>が決算受け時間外で大幅高。レストラン既存店売上高が予想を上回ったほか、売上高、EBITDAも予想を上回った。通期のガイダンスも公表し、レストラン既存店売上高の見通しを上方修正している。

オンラインで食品宅配を手掛けるメイプルベア<CART>が決算を受け時間外で下落。第4四半期のEBITDAの見通しが予想を下回っていること嫌気している模様。

(NY時間08:50)(日本時間22:50)時間外

スポティファイ<SPOT> 458.00(+38.61 +9.21%)

ロケット・ラボUSA<RKLB> 18.29(+3.63 +24.76%)

カバ<CAVA> 169.60(+24.57 +16.94%)

メイプルベア<CART> 45.50(-2.84 -5.87%)

アップル<AAPL> 223.65(-0.58 -0.26%)

マイクロソフト<MSFT> 422.12(-0.91 -0.22%)

アマゾン<AMZN> 209.88(+0.97 +0.46%)

アルファベット<GOOG> 182.56(-0.76 -0.41%)

テスラ<TSLA> 337.98(+9.49 +2.89%)

メタ<META> 586.55(+1.73 +0.30%)

エヌビディア<NVDA> 149.01(+0.72 +0.49%)

AMD<AMD> 144.07(+0.44 +0.31%)

イーライリリー<LLY> 818.62(-0.24 -0.03%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.