セントルイス連銀総裁、政策を適度に制限的に維持すべき
ムサレム・セントルイス連銀総裁の発言が伝わっており、FRBはインフレと失業率の目標達成が視野に入っているとしながらも、物価上昇率が2%目標を上回っている間は、政策を適度に制限的に維持すべきだと強調した。
「金融政策はインフレが2%に向かって低下し続ける限り、政策金利を中立的な水準に向けて徐々に調整していくことで、インフレを目標に戻し、最大限の雇用を支援するのに適した状態にある」と述べた。総裁は「追加利下げを検討する際には、FRBは賢明かつ辛抱強く入ってくる経済データを評価できる」と付け加えた。
「私の基本シナリオでは、中期的にインフレは2%に収束すると予想。労働市場はさらに冷え込み、完全雇用の範囲に留まる。それに伴い報酬の伸びも緩やかになるだろう」とも述べた。