シスコシステムズが決算 時間外で株価は小動き=米国株個別

材料
2024年11月14日 6時46分

(NY時間16:43)(日本時間06:43)時間外

シスコシステムズ<CSCO> 58.92(-0.26 -0.44%)

シスコシステムズ<CSCO>が引け後に8-10月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。ガイダンスも公表し、第2四半期の見通しが予想を上回ったほか、25年度通期についても見通しを上方修正している。顧客企業によるコンピュータ・インフラへの支出増加を示唆した。

ロビンスCEOは「成長の一部は顧客のAIへの支出によるものだ」と述べた。「顧客企業は新しいAIソフトウェアやサービスが殺到するのを処理するために、コンピューティングシステムを強化しており、25年度は好調なスタートを切った」という。同社は以前、顧客が過剰在庫に悩まされていると述べていたが、今期の売上高の伸びは1年ぶりの増加となる見通しを示している。

ロビンスCEOは同社をサービス・プロバイダーへと変貌させようとしている。この取り組みにより、継続的な売上高が加わっているが、同社の売上は未だにハードウェアの1回限りの設置によるものが大半。

同社は販売が低迷する中、3カ月前に人員削減に踏み切った。9万人余りの従業員のうち約7%を削減すると発表。これにより約10億ドルの費用が発生したと述べている。

ただ、好決算ではあったものの、株価は時間外で小動きに留まっている。同社株は年初来で17%上昇している。

(8-10月・第1四半期)

・1株利益(調整後):0.91ドル(予想:0.87ドル)

・売上高:138.4億ドル 5.6%減(予想:137.7億ドル)

製品:101.1億ドル(予想:99.6億ドル)

ネットワーク:67.5億ドル(予想:67.5億ドル)

セキュリティ:20.2億ドル(予想:18.4億ドル)

コラボレーション:10.9億ドル(予想:10.5億ドル)

オブザーバビリティ:2億5,800万ドル(予想:2億9,970万ドル)

サービス:37億3,000万ドル(予想:37億2,000万ドル)

・粗利益率(調整後):69.3%(予想:67.6%)

・残存履行義務:399.9億ドル

・営業利益率(調整後):34.1%(予想:32.6%)

(11-1月・第2四半期見通し)

・1株利益(調整後):0.89~0.91ドル(予想:0.87ドル)

・売上高:137.5~139.5億ドル(予想:137.4億ドル)

・粗利益率(調整後):68~69%(予想:67.6%)

・営業利益率(調整後):33.5~34.5%(予想:32.7%)

(25年度通期見通し)

・1株利益(調整後):3.60~3.66ドル(従来:3.52~3.58ドル)(予想:3.57ドル)

・売上高:553~563億ドル(従来:550~562億ドル)(予想:558.8億ドル)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.