UTがS安、25年3月期業績予想及び配当予想を下方修正
UTグループ<2146>がストップ安の2137円に売られている。13日の取引終了後、25年3月期の連結業績予想について、売上高を2150億円から1831億円(前期比9.6%増)へ、営業利益を136億円から65億円(同30.4%減)へ、純利益を130億円から81億円(同27.3%増)へ下方修正し、あわせて年間配当予想を164円81銭から102円66銭へ引き下げたことが嫌気されている。
中核であるマニュファクチャリング事業、エリア事業ともに技術職社員数が計画未達となったことを主因として、上期売上高が計画を下振れたことに加えて、下期の需要動向について、半導体関連では当初計画に織り込んだ下期の回復ペースよりも人材需要が鈍くなることが想定されることや、自動車関連では生産調整の影響が波及し、下期の増員需要も当初計画を下回って推移する見込みであることが響くとみられることなどを織り込んだ。
同時に発表した第2四半期累計(4~9月)決算は、売上高893億9700万円(前年同期比8.8%増)、営業利益36億400万円(同31.2%減)だった。純利益は関係会社株式売却益の計上などで64億1100万円(同81.3%増)だった。