アジア株 香港上海は下落、米中対立激化警戒 トランプ氏「ルビオ氏は敵に決して屈しない勇敢な戦士」
アジア株 香港上海は下落、米中対立激化警戒 トランプ氏「ルビオ氏は敵に決して屈しない勇敢な戦士」
東京時間11:08現在
香港ハンセン指数 19690.22(-133.23 -0.67%)
中国上海総合指数 3430.64(-8.64 -0.25%)
台湾加権指数 22729.90(-130.33 -0.57%)
韓国総合株価指数 2433.15(+16.07 +0.66%)
豪ASX200指数 8231.40(+38.05 +0.46%)
アジア株は高安まちまち。
香港株は続落、約7週間ぶり安値圏。
医療品や自動車、消費者サービス、不動産が軒並み下落している。一方、証券や保険など金融の一角は上昇。中国石油化工や中国石油天然気などエネルギー関連も上昇している。テンセントホールディングスは1.9%高、四半期決算で純利益が市場予想を大きく上回ったことが好感されている。
上海株は反落、米中対立激化懸念が重石。
トランプ次期大統領は長年中国を批判してきた対中強硬派のルビオ氏を次期米国務長官に指名した。ルビオ氏が外交トップに起用されたことにより、米国と中国の関係が今後数年でさらに悪化する恐れがある。トランプ氏はルビオ氏について、彼は我が国の力強い代弁者であり、敵に決して屈しない勇敢な戦士となるだろう。アメリカと世界を再び安全で偉大な国にするため、ルビオ氏と協力することを楽しみにしていると語った。
米インフレ加速懸念も高まっている。共和党が上下両院を支配する「トリプルレッド」確実でトランプ氏が政策を進めやすくなる。インフレ再加速となれば米国の利下げ一時停止どころか利上げの可能性すら浮上する。
為替相場でドル独歩高。きのうに続き今日も人民元の中心レートは予想よりも大幅な元高水準に設定された。これを受け人民元は対ドルで上昇したが、結局ドル高に押され対ドルで下げに転じており、オフショア人民元、オンショア人民元ともに8月以来の安値をつけている。韓国財務相も為替の過度な変動に対処するため必要であれば措置を講じると牽制している。韓国ウォンは対ドルで約2年ぶり安値圏。