株価指数先物【昼】 TOPIX型優位の需給状況

市況
2024年11月14日 12時02分

日経225先物は11時30分時点、前日比100円高の3万8750円(+0.25%)前後で推移。寄り付きは3万8920円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万8970円)にサヤ寄せする形で、買いが先行して始まった。現物の寄り付き直後に3万8830円まで軟化したが、中盤にかけて強含みの展開となり、一時3万9110円まで買われた。ただし、節目の3万9000円をキープできず、終盤にかけてはロング解消の動きが優勢となり、一時3万8630円と下落に転じる場面もみられた。売り一巡後は押し目待ち狙いのロングにより、3万8800円水準を回復している。

日経225先物は買い先行で始まった後に3万9110円まで上げ幅を広げたが、25日移動平均線(3万9000円)近辺では強弱感が対立しやすく、その後のロング解消につながったようだ。もっとも、一時マイナスに転じたものの下へのバイアスは強まらず、積極的なショートの動きも限られている。ボリンジャーバンドの-1σ(3万9530円)と25日線(3万9000円)でのレンジが続きそうだ。

NT倍率は先物中心限月で14.24倍に低下した。支持線として意識されていた75日・200日線(14.28倍)を明確に割り込んできており、NTショートに振れやすい。米中関係の緊張が警戒されるなかで指数インパクトの大きい値がさハイテク株は軟調。一方で、日銀が年内にも追加利上げに踏み切るとの見方からメガバンクなど金融株が買われたほか、円相場が1ドル=156円台に迫るなか、トヨタ自動車 <7203> [東証P]など輸出関連の一角が堅調であり、相対的にTOPIX型優位の需給状況である。

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.