上組が大幅高で3連騰、今期は一転経常増益の見通しで上限5.07%の自社株買い発表
上組<9364>が大幅高で3連騰。13日の取引終了後、25年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を上方修正した。同時に自社株買いに関する発表も行っており、これらを材料視した買いが入ったようだ。上期の実績を踏まえて通期の売上高予想は従来の見通しから30億円増額し、前期比2.7%増の2740億円に、経常利益予想は15億円増額して同微増の342億円に見直した。経常利益は減益予想から一転、増益を計画する。4~9月期の売上高は前年同期比2.3%増の1376億5600万円、経常利益は同7.2%増の186億9000万円だった。港湾運送では飼料や穀物、青果物の取り扱い数量が持ち直した。大阪・南港地区での定温倉庫の建て替えに伴う取扱量の増加も寄与した。加えて同社は取得総数540万株(自己株式を除く発行済み株式総数の5.07%)、取得総額170億円を上限とする自社株買いの実施を発表。取得期間は11月14日から25年2月14日まで。この一環として前日終値3224円で14日午前8時45分の東証の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)において400万株の買い付けを行うと発表。381万4300株を買い付けたと同日に公表している。