日本和装ホールディングス---3Q増収・2ケタ増益、期末配当金の増配を発表

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2024年11月14日 15時02分

日本和装ホールディングス<2499>は13日、2024年12月期第3四半期(24年1月-9月)連結決算を発表した。売上高は前年同期比3.1%増の34.27億円、営業利益は同24.7%増の2.95億円、経常利益は同31.9%増の2.64億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同58.4%増の1.59億円となった。

また、当期業績等を総合的に勘案した結果、2024年12月期の期末配当予想を前回予想の1株当たり4.00円から1.00円増配し、5.00円にすることを発表した。これにより、年間配当金は1株当たり14.00円となる予定。

当第3四半期累計期間における新規顧客向けの受講料無料「きもの着付け教室」では、今春に初めて開催した「お試し3回無料着付け体験コース」に多数の応募があった。その結果、体験を経て本教室(全5回)へ進んだ受講者数は、前年同期を上回った。修了後には、さらなる技術向上を目指す継続教室を経て、夏に向けた「浴衣の着付け・半幅帯の結び方」教室を新たに開講し、着物の魅力を深く学ぶ機会を提供した。これにより、教室の継続受講者数は前年同期比で増加し、春期に実施した新規顧客向け販売会の延べ参加者数も前年比113%となった。また、春期受講者が卒業生として、9月以降の既存顧客向けの大型イベント(催事)へ参加した人数は前年比約170%となり、これに伴う売上高も堅調に推移した。さらに、既存顧客(卒業生)向け全国イベントについては、第2四半期に引き続き、プレミアム感や付加価値の高いツアー・イベントの提供に注力してきた。特に、7月新たに実施した「夏の花の都ツアー」や、従来の博多ツアーを充実させた「おっしょい!!博多祇園山笠ツアー」の売上高は、いずれも堅調に推移した。また、8月に帝国ホテル東京にて開催した毎年恒例のきものの着姿コンテスト「きものブリリアンツ全国大会」では、延べ1,000名以上の卒業生が参加し好評を博した。その結果、販売コストの上昇など販売費及び一般管理費は増加したものの、各施策が功を奏し、増収増益となった。

新規事業については、今期新たにECサイト「KAERUWA」をオープンした。今まで同社グループで取り扱いがなかった洗える着物・帯などのリーズナブルな価格帯の商品をメインとした「きものめぐり」、和装小物をメインとした「こものめぐり」の2つのコンテンツを軸に季節にあわせたキャンペーンを実施した。

2024年12月期通期の連結業績予想については、売上高は前期比2.1%~4.4%増の46.00億円~47.00億円、営業利益は同1.6%~14.8%増の4.00億円~4.52億円、経常利益は同1.9%~15.3%増の3.58億円~4.06億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同27.8%~47.0%増の2.20億円~2.54億円とする期初計画を据え置いている。

《AK》

提供:フィスコ

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