ヒムズ&ハーズが大幅安 アマゾンの遠隔医療サービス開始を嫌気=米国株個別
(NY時間10:35)(日本時間00:35)
ヒムズ&ハーズ<HIMS> 23.83(-3.77 -13.66%)
アマゾン<AMZN> 212.41(-1.70 -0.79%)
遠隔医療プラットフォームや電子カルテなど、ヘルスケア向けのシステム開発を手掛けるヒムズ&ハーズヘルス<HIMS>が大幅安。アマゾン<AMZN>がプライム会員向けに競合する遠隔医療サービスを開始すると発表したことが嫌気されている。
アマゾンの有料遠隔医療サービスは、昨年買収したワン・メディカル社を経由して、一般的な健康、美容、ライフスタイルに関する様々な悩みに対して、臨床訪問、治療計画、薬の配達などを提供する。範囲はアンチエイジングのスキンケア治療から、男性の抜け毛、勃起不全、まつげの伸び、乗り物酔いまで広範囲に渡る。
アナリストは、「アマゾンのサービスは深刻な競争上の脅威だ。アマゾンのプログラムは全体的に低価格に見えるが、類似の利便性を提供しているようにも見える」と述べた。
「同社の最近のストーリーはほとんどGLP-1に集中しているが、基盤事業の大部分は脱毛と勃起不全のままであることを再確認させられる」とも述べた。
【企業概要】
ヘルスケア向けのクラウドベースのテクノロジーを設計・構築。セクシャルヘルス、脱毛・皮膚科、プライマリーケア、ビヘイビアヘルスなどの専門分野におけるケアの為に、独自のウェブサイト、遠隔医療プラットフォーム、電子カルテシステム、薬局との連携で、モバイルファーストのサービスを提供する。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース