トヨタが続伸、加速する円安とトランプ次期政権下でのEV税制支援廃止思惑が株価刺激
トヨタ自動車<7203>が続伸、2700円近辺のもみ合いを上放れるか目先注目場面となっている。外国為替市場で一段とドル買い・円売りが進行、足もとで1ドル=156円台半ばまで円安が進行している。同社の25年3月期通期の想定為替レートは1ドル=147円であり、為替メリットの発現が期待されるところ。一方、トランプ次期大統領が電気自動車(EV)向けの税制支援策の廃止を検討していると一部で報道され、前日の米国株市場ではテスラ<TSLA>が大幅安となり時間外でも更に下値を探っている。日本の自動車メーカーにも影響は及ぶが、これはハイブリッド車で世界断トツのシェアを有するトヨタにとってはむしろ追い風として意識されやすい面がある。