外為サマリー:ドル買い強まり一時156円70銭台に上伸
15日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=156円63銭前後と前日の午後5時時点に比べて80銭程度のドル高・円安となっている。
14日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=156円27銭前後と前日に比べて80銭程度のドル高・円安で取引を終えた。同日に発表された米経済指標が強い内容だったことや、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長のタカ派的な発言を受けて一時156円42銭まで上伸した。
この流れを引き継ぐかたちで、この日の東京市場のドル円相場も堅調な展開。パウエルFRB議長が講演で「経済は利下げを急ぐ必要性についていかなるシグナルも発していない」との見解を表明し、米利下げ観測が後退していることからドルが買われやすくなっている。日経平均株価の反発でリスク選好的なドル買い・円売りが入りやすいこともあり、午前9時40分すぎには156円75銭をつけた。
ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0531ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0020ドル弱のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=164円94銭前後と同50銭強のユーロ高・円安で推移している。