アジア株 上海株はマイナス転落、米中貿易摩擦を警戒 中国10月経済統計は総じて力強い内容
アジア株 上海株はマイナス転落、米中貿易摩擦を警戒 中国10月経済統計は総じて力強い内容
東京時間14:00現在
香港ハンセン指数 19494.77(+58.96 +0.30%)
中国上海総合指数 3367.94(-11.90 -0.35%)
台湾加権指数 22762.62(+47.24 +0.21%)
韓国総合株価指数 2428.47(+9.61 +0.40%)
豪ASX200指数 8279.00(+55.05 +0.67%)
インドSENSEX30種 77580.31(休場)
アジア株は高安まちまち。
上海株は0.35%安。10月経済統計は総じて心強い内容だったものの、トランプ政権による米中貿易摩擦激化が懸念されている。
中国10月の小売売上高は前年同月比+4.8%と9月の+3.2%から大幅増加、昨年末以来の高水準を記録した。市場予想も大きく上回った。9月末の一連の景気刺激策を受け消費者心理が改善、10月大型連休中の消費支出が回復した。10月は不動産市場も改善した。新築住宅価格は今年3月以降で最も低い下落率となり、中古住宅価格の下落率は約1年ぶり低水準となった。失業率も予想外に改善、6月以来の低水準となった。来週は事実上の政策金利であるローンプライムレートが公表される。
香港株は中国10月経済統計を好感してプラス圏を回復している。ただ、米中懸念から上値は重い。金鉱や自動車、通信サービス関連が買い戻されている。JDドットコムは1.3%安、四半期決算の売上高が市場予想に届かなかったことが嫌気されている。韓国株は反発、序盤に約3カ月ぶり安値をつけたあとは値ごろ感で買い戻されている。