東証グロース市場250指数先物概況:押し目買い機運強まり小幅反発
11月15日の東証グロース市場250指数先物は前営業日比1pt高の620pt。なお、高値は621pt、安値は611pt、日中取引高は3207枚。前日14日の米国市場のダウ平均は反落。長期金利の低下が好感されたものの、10月生産者物価指数(PPI)で根強いインフレが確認されたほか、新規失業保険申請件数で労働市場の強さが示され長期金利が上昇に転じると相場は下落に転じた。連邦準備制度理事会(FRB)のクグラー理事が利下げ見送りの可能性に言及したほか、終盤にかけ、パウエル議長が速やかな利下げの必要性がないとの考えを示すと、下げ幅を拡大した。本日の東証グロース市場250指数先物は前営業日比1ptの620ptからスタートした。米株安の流れを受け、朝方は軟調な値動きとなったものの、25日移動平均線まで売られたことから、下げ止まる格好。小幅な値動きは続いているものの、押し目買い機運も強まった。週末要因として売り手の買い戻しが観測されたほか、決算一巡による投資家心理の改善も重なり、高値圏となる620ptで取引を終了した。東証グロ-ス市場の主力株ではAnyMind<5027>やBUYSELL<7685>などが上昇した。
《SK》