<マ-ケット日報> 2024年11月15日

市況
2024年11月15日 16時53分

15日の市場は日経平均が4日ぶりに反発。終値は前日比107円高の3万8642円だった。外国為替市場の円安進行がようやく好感されてこの日は開始から大きく買いが先行。9時半頃には550円を超える上げとなった。しかし、買い一巡後はいつもの通りに戻り売りに押されて上げ幅をじわじわと縮小。時間外取引で米国株の先物が軟調に推移していることも影響したようだ。もともと国内に買い材料がないため取引時間中に買いが入らず伸び悩みやすくなっている。

昨日の米国市場は利下げ観測の後退を受けてダウ平均は反落した。この日FRB議長が講演で「経済はかなり良好で利下げを急ぐ環境ではない」と述べたことが売りのきっかけとなった。12月会合の利下げを期待していた市場は、相場がもともと高値圏ということもあって手じまい売りを促した格好に。一方、主力企業の決算が引き続き良好なものが多く押し目買い意欲も強い。主要指数の下げ幅は比較的限定されたものにとどまっていた。

さて、東京市場は米国株の反落より円安が材料となって日経平均は反発へ。直近3日間で1000円近く下げていたため自律反発狙いの買いも入りやすくなっていた。それでも米国の高止まりする長期金利や独裁色の強いトランプ政権への不透明感から実需は乏しいまま。石破政権にもひ弱さが目立ち、国内の政策面での材料もしばらくは期待薄といった状況だ。(ストック・データバンク 編集部)

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.