グリムス---2Q増収増益、エネルギーコストソリューション事業・小売電気事業の売上高・利益が順調に伸長
グリムス<3150>は14日、2025年3月期第2四半期(24年4月-9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比5.2%増の167.78億円、営業利益が同5.5%増の33.72億円、経常利益が同6.8%増の34.50億円、親会社株主に帰属する中間純利益が同7.2%増の23.34億円となった。
エネルギーコストソリューション事業の売上高は前年同期比11.9%増の49.14億円、セグメント利益は同10.5%増の21.43億円となった。電力の自家消費を提案する事業用太陽光発電システムを主力商材とし、また、事業者のコスト削減のための電力基本料金削減コンサルティングやIoT機器、省エネルギー化のための業務用エアコン・トランスなどの各種省エネ設備を販売し、顧客に電力の運用改善・設備改善などの提案をしてきた。
スマートハウスプロジェクト事業の売上高は同11.5%減の22.34億円、セグメント利益は同41.4%減の2.60億円となった。脱炭素による再生可能エネルギーへの関心の高まりや、太陽光発電の10年間の固定価格買取制度の適用が終わる卒FIT案件の増加といった市場環境、住宅のエネルギーレジリエンス強化へのニーズにより蓄電池への需要があることから、蓄電池の販売を推進した。
小売電気事業の売上高は同6.6%増の96.29億円、セグメント利益は同24.0%増の14.06億円となった。電力販売量の増加、電力市場価格上昇の影響による販売単価の上昇、相対電源の確保等のリスクヘッジ施策による調達価格の抑制等により、売上高・利益ともに増加した。
2025年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比13.7%増の340.00億円、営業利益が同24.6%増の65.00億円、経常利益が同24.7%増の65.70億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同22.0%増の43.20億円とする期初計画を据え置いている。
《AK》