ブルーム・エナジーが急伸　アメリカン・エレクトリックから燃料電池の受注獲得　期待高まる＝米国株個別

（NY時間10:38）（日本時間00:38）

ブルーム・エナジー<BE>　19.72（+6.44　+48.46%）

アメリカン・エレクトリック<AEP>　94.76（+1.00　+1.07%）

燃料電池や分散型発電などの発電プラットフォーム開発を手掛けるブルーム・エナジー<BE>が急騰。米大手電力のアメリカン・エレクトリック・パワー（ＡＰＥ）<AEP>がデータセンター向けの電力供給にブルーム・エナジーの燃料電池を使用すると発表したことが買い手掛かり。

アナリストは「これは追加の大型公益事業レベルの契約への道を開くという点で同社にとって大きな勝利だ」と賞賛している。「今回の受注は、特に電力網不足にある一方で、需要が加速している現状において、データセンターの電力供給の現実的な選択肢として同社の燃料電池が有効であることを証明するものだ」とも語った。

ＡＥＰは、燃焼ではなく電気化学反応によって発電する同社の燃料電池を最大１ギガワットまで使用することに合意した。燃料電池は送電網のアップグレードよりもはるかに迅速に設置できるため、ＡＥＰは町全体と同じくらいの電力を必要とするＡＩデータセンターに電力を供給する新たな方法を手に入れることになる。

【企業概要】

各種産業向けに、定置型発電プラットフォームを開発・製造・運用し、メンテナンスも行う。天然ガスから電気化学プロセスを用い電気を供給する技術により、従来型に比べ低コスト・省スペース・安定供給を可能にする燃料電池技術・分散型発電システムを提供する。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース