豪ドル週間見通し:やや強含みか、労働市場の底堅さは継続との見方
■弱含み、日本の為替介入を警戒
今週の豪ドル・円は弱含み。米トランプ次期政権の政策期待による株高進行を受けて、リスク選好的な豪ドル買い・円売りが一時優勢となった。ただ、10月雇用統計で雇用者数の伸びは予想を下回ったこと、米ドル高円安の進行を阻止するために日本政府による為替介入が実施されるとの見方が浮上し、週末前は豪ドル売り・円買いが活発となった。取引レンジ:99円44銭-101円33銭。
■やや強含みか、労働市場の底堅さは継続との見方
来週の豪ドル・円はやや強含みか。10月雇用統計で雇用者数の伸びは市場予想を下回ったが、労働市場の底堅さは継続との見方が多いことから、米ドル・円相場に大きな動きがない場合、豪準備銀行(中央銀行)の早期利下げ観測は盛り上がらず、豪ドル売り・円買いが強まる可能性は低いとみられる。
○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・21日:ブロック豪準備銀行総裁講演
予想レンジ:98円50銭-101円50銭
《FA》