前週末15日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―
■オプティマス <9268> 413円 (-100円、-19.5%) ストップ安
オプティマスグループ <9268> [東証S]がストップ安。14日取引終了後、25年3月期連結業績予想について売上高を3070億円から2960億円(前期比2.4倍)へ、営業利益を103億円から94億円(同36.4%増)へ下方修正すると発表。あわせて配当予想を減額しており、これらが嫌気され売られた。主力市場のニュージーランドで新政権による環境規制緩和策などを背景に市場全体が想定以上に軟調となり、上期業績が大きな影響を受けた。これを踏まえ通期予想を見直した。配当予想は24円から18円(前期は株式分割考慮ベースで17円50銭)に引き下げた。
■ユニバーサル <6425> 1,041円 (-228円、-18.0%)
ユニバーサルエンターテインメント <6425> [東証S]が続急落。14日取引終了後、24年12月期連結業績予想について売上高を2000億円から1260億円(前期比29.6%減)へ、最終損益を196億円の黒字から一転183億円の赤字(前期284億3900万円の黒字)へ下方修正すると発表した。主要タイトルの販売に期ずれが生じるため。統合型リゾート(IR)事業で、フィリピンのカジノマーケット全体でVIP客の落ち込みなど先行き不透明な状況が続いている影響も織り込んだ。また、損益面では固定費の削減が進んでいないことも響く見通し。
■電通グループ <4324> 4,097円 (-700円、-14.6%) ストップ安
東証プライムの下落率3位。電通グループ <4324> [東証P]がストップ安。14日取引終了後、24年12月期連結業績予想について純利益を367億円から235億円(前期107億1400万円の赤字)へ下方修正すると発表。足もとでCXM(顧客体験マネジメント)領域の事業が想定を下回ったことが要因。今後第4四半期についても全体的に見通しを慎重に見直し、通期目標としてオーガニック成長率を約1%(期初発表)から約0%へ引き下げた。なお、売上高予想については1兆3567億円から1兆4001億円(前期比7.3%増)へ引き上げた。
※15日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋
株探ニュース