概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は反発、ウクライナ紛争の早期終結に対する期待の高まり

市況
2024年11月18日 9時36分

【ブラジル】

休場

【ロシア】MOEX指数 2739.21 +1.55%

15のロシア株式市場は反発。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比41.74ポイント高(+1.55%)の2739.21となった。日中の取引レンジは2,697.44-2,740.08となった。

終始プラス圏で推移し、終盤は上げ幅を拡大させた。前日の大幅安を受けた反動から買い戻しが優勢。また、ウクライナ紛争の早期終結に対する期待の高まりも引き続き支援材料となった。一方、原油価格の下落や米利下げ期待の後退などが指数の足かせとなった。

【インド】

休場

【中国本土】上海総合指数 3330.73 -1.45%

15日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比49.11ポイント安(-1.45%)の3330.73ポイントと続落した。

前日の軟調地合いを継ぐ流れ。トランプ次期米大統領の政権では、重要なポストに対中強硬派が就任する見通しで、対中圧力が強まると懸念されている。また米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が14日に南部テキサス州ダラスで開かれた講演で、「利下げを急ぐ必要はない」と明言したことも気がかり材料となっている。一方、取引時間中に公表された中国経済指標はまだら模様。注目度の高かった10月の小売売上高は市場予想を上回ったものの、10月の鉱工業生産と1-10月の固定資産投資は予想にとどかなかった。1-10月の不動産開発投資は減少率が拡大している。

《CS》

提供:フィスコ

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