外為サマリー:一時153円80銭台に軟化、日銀総裁発言を警戒
18日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=154円27銭前後と前週末の午後5時時点に比べて1円50銭程度のドル安・円高となっている。
15日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=154円30銭前後と前日に比べて2円00銭弱のドル安・円高で取引を終えた。利益確定や持ち高調整とみられるドル売り・円買いが優勢で153円86銭まで下押す場面があった。
この日の東京市場のドル円相場も軟調な展開となっている。日銀の植田和男総裁が名古屋市で開かれる金融経済懇談会への出席及び記者会見が予定されており、追加利上げに関する発言が警戒されているもよう。また、日経平均株価が反落して始まったことも影響し、午前9時40分すぎには一時153円83銭をつけた。
ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0549ドル前後と前週末の午後5時時点に比べて0.0006ドル程度のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=162円74銭前後と同1円70銭弱のユーロ安・円高で推移している。